トランプ米大統領は、ベネズエラの石油産業再建に協力するエネルギー会社に補助金を支給する可能性を示唆した。トランプ政権は、マドゥロ大統領拘束後のベネズエラに企業投資を呼び込むことを目指している。

トランプ大統領は5日のNBCニュースとのインタビューで、困難な状況にあるベネズエラのエネルギーインフラを修復するプロジェクトについて、18カ月以内に達成できるとの見通しを示した。

トランプ氏は「それより短い時間で可能と思うが、多額の費用がかかるだろう。莫大な資金を投じる必要があり、石油会社が投資することになるが、われわれから払い戻しを受けるか、収入を通じて回収することになろう」と語った。

これらの発言は、ベネズエラの復興と米国の戦略的利益という観点から、同国の膨大な原油埋蔵量が持つ重要性をうかがわせる。しかしトランプ氏は、原油生産をどのように回復させるか、その間の石油収入を誰が管理するかに関し、詳細な情報をほとんど開示していない。

国際石油資本(メジャー)のエクソンモービルやシェブロン、コノコフィリップスの経営トップと話したかとの質問に対し、トランプ氏はやりとりがあったか明らかにするのは「時期尚早だ」と答え、「私は誰とでも話す」と述べた。メジャーでは、シェブロンだけがベネズエラで今も操業を継続している。

ベネズエラの原油生産施設は、長年の汚職や過少投資、火災、窃盗で荒廃した状態にあり、大手石油会社は操業再開への意欲にほとんど言及していない。エネルギー専門家は、同国の石油産業の再建プロセスが10年に及び、1000億ドル(約15兆6500億円)を上回る費用がかかる可能性を指摘する。

ライト米エネルギー長官は、ベネズエラのエネルギー産業再建について、米石油業界の経営幹部らと協議を行う。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

一方、トランプ大統領はNBCとのインタビューで、マドゥロ氏に代わる大統領を決める選挙を実施する前にベネズエラを「正常な状態に戻す必要がある」と発言。ロドリゲス暫定大統領は米国に協力しており、ルビオ国務長官がスペイン語でロドリゲス氏と話し、両者の関係は良好だと説明した。

原題:Trump Tells NBC He May Reimburse Venezuela Oil Investments (2)(抜粋)

(トランプ氏の発言などを追加して更新します)

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