(ブルームバーグ):11月の米中古住宅販売成約指数は予想を上回る伸びを示し、2023年2月以来の高水準となった。価格と住宅ローン金利のわずかな改善が、購入を後押ししたとみられる。

上昇は全地域にわたって見られ、ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した調査では、1人を除く全員の予想を上回った。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は発表文で「住宅購入の勢いが増している」と指摘。昨年と比べて値ごろ感が改善し、選べる物件も増えていることを要因に挙げた。
成約指数の上昇はこれで4カ月連続となり、新型コロナ禍で住宅市場が過熱していた時期と並んだ。
多くのエコノミストが2026年に向けて住宅市場の漸進的な改善を見込んでおり、最近のデータがそれを裏付ける内容となっている。5月に7%近くに達していた住宅ローン金利は、現在では6.3〜6.4%の水準で落ち着いており、住宅価格の上昇ペースも昨年と比べて大幅に鈍化している。
こうした動きが、ここ数カ月の中古住宅販売の小幅な増加を支えている。ただ、来年の市場見通しについてはエコノミストや業界関係者の間で大きな開きがある。最近実施された市場アナリスト9人への調査では、中古住宅販売の伸び率予測が1.7%から14%まで幅広く分かれた。最も楽観的な見通しを示したのはNARのユン氏だった。
11月の成約指数は全米すべての地域で上昇し、今年最も高い水準に達した。地域別では西部が最も高い伸びを示し、米国最大の住宅販売市場である南部がそれに次いだ。
中古住宅の販売成約は、販売が正式に成立する1-2カ月前に交わされることが多いため、先行指標として注目されている。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Pending-Home Sales Jump to Highest Level Since Early 2023 (1)(抜粋)
(統計の詳細を加え、更新します)
--取材協力:Chris Middleton.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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