(ブルームバーグ):29日の日本株市場は小幅な続伸が見込まれる。日米の長期金利の上昇が一服し、グロース(成長)株を中心に買いが入りやすい。為替が円安方向に振れていることも、輸出関連株の追い風になる。
人工知能(AI)新興企業とのライセンス契約で合意した米エヌビディアが上昇し、国内でも半導体やAI関連株は底堅く推移するとみられる。円安による業績押し上げ効果が期待される自動車や機械なども買われそう。
東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 前営業日終値付近で寄り付いた後は上値を試すだろう
- 1月の頭にかけて相場が上昇しやすい季節性や、為替が円安に振れていることが追い風
- 米長期金利の下落基調入りで米ハイテク株が高く、日本市場でもグロース株が選好されやすい
- ロシアのウクライナ侵攻を巡る和平交渉で進展があれば、株式にプラスになるだろう
- 日本株は先週から、トランプ関税を巡る最高裁判決や次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名など年末年始のリスクに構える形で利益確定売りが出ていた
- 前倒し的にポジション調整が行われているため、1月初旬にかけて買いが入る可能性
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