中国・公安省はタイとミャンマーの国境地帯にある特殊詐欺拠点を一斉摘発し、1000人近い容疑者を中国へ強制送還したと発表しました。

中国・公安省によりますと、タイやミャンマーの警察と協力して今月15日、特殊詐欺拠点を一斉摘発し中国人の容疑者952人を強制送還しました。

今年に入り7600人以上を中国に強制送還したとしています。

また、特殊詐欺の拠点となっていた「KKパーク」の494棟を解体し撤去したとしています。

公安省の責任者は「詐欺は国際社会が共同で対処すべき課題である」と強調、今後も各国と連携して厳しく取り締まる方針を示しています。

ミャンマーの特殊詐欺拠点をめぐっては、日本人を含む多くの外国人が監禁され詐欺を強要されていることが明らかになっていました。