中米ホンジュラスの大統領選挙で、台湾との関係改善を求める野党候補が勝利したことについて、中国外務省の報道官は「ホンジュラス国民の選択を尊重する」とコメントしました。

中国外務省の林剣報道官は25日、ホンジュラスの大統領選挙で野党・国民党のアスフラ氏が勝利したことについて「ホンジュラス国民の選択を尊重する」と述べました。

そのうえで、中国にとって台湾は不可分の領土であるとする「一つの中国の原則を基本とし、中国とホンジュラスの関係の発展を共に進めていきたい」としています。

今回の大統領選挙では、2023年に前の政権が台湾との外交関係を断ち、中国と国交を樹立したことへの賛否が争点の1つとなっていましたが、野党のアスフラ氏が勝利したことで、今後、台湾との外交関係を回復させるのかどうか注目されます。