（ブルームバーグ）：電気自動車（EV）大手、米テスラが製造した「モデル3」の一部を対象に、米運輸省道路交通安全局（NHTSA）が調査に乗り出す。緊急時にドアを手動で解錠する機能が調査の焦点とされている。

NHTSAのウェブサイトに掲載された文書によれば、この機能が「隠れており、表示がなく、緊急時に直感的に見つけられない」との複数の消費者による苦情が検証されている。発端となったのはジョージア州に住むテスラ車オーナーによる申し立てで、2023年に炎上するテスラ車に閉じ込められた経験が調査の必要性を訴えた理由だという。

調査は2022年型モデル3の推定17万9071台を対象としている。

テスラおよびNHTSAにコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

24日の米株式市場でテスラ株は一時1.8%下げた。

原題：Tesla Faces NHTSA Probe Over Model 3 Emergency Door Handles (1)（抜粋）

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