ホンダは、米オハイオ州にあるLGエナジー・ソリューションとの合弁電池工場について、LGの設備やその他の資産を約4兆2000億ウォン(約4520億円)で買い取る。米国の電気自動車(EV)後退が、業界のサプライチェーン全体に波及している。

LGエナジーが24日に規制当局へ提出した書類によると、売却は、米国にあるホンダの子会社向けに行われ、来年2月末までに完了する予定だ。LGは、これにより業務効率が改善するとしている。

中国以外の地域でEVへの移行が難航するなか、韓国の電池メーカーを取り巻く見通しは悪化している。フォードは最近、EV戦略を後退させ、LGとの9兆6000億ウォン規模の電池契約を白紙撤回し、韓国のSKイノベーションとの米国での事業も解消した。

ホンダとLGエナジーは2022年、オハイオ州でEV用電池を生産するため、44億ドルを投資する計画を発表し、2025年末の量産開始を予定していた。

LGエナジーは、アリゾナ州とミシガン州で他に2本の生産ラインを建設しているほか、このところの逆風の影響を和らげるため、エネルギー貯蔵事業の拡大を進めている。

原題:Honda to Buy LG Battery Assets in Ohio for $2.9 Billion(抜粋)

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