外務省は、去年から、深夜や休日出勤の給与が職員に適切に支払われていなかったとして、担当幹部を処分し、外務大臣らの給与自主返納を発表しました。
外務省はきょう、給与システムの不備により、午後10時以降の深夜や休日・祝日出勤分の超過勤務手当の加算が適切に運用されておらず、長期間にわたって支払われていなかったと明らかにしました。
担当者などによりますと、少なくとも今と同じシステムを使い始めた去年の10月以降、支払われておらず、幹部らは今年夏ごろ、未払いを認識していたものの、直ちに是正措置を行わなったということです。
このため外務省は、きょう付で、▼前の人事課長に懲戒戒告、現在の人事課長や会計課長に厳重訓戒などの処分を行ったほか、▼外務大臣が給与1か月分の自主返納、▼外務事務次官が俸給月額10%分の自主返納を行うということです。
外務省は「勤務実績を確認できる時期までさかのぼり、超過勤務手当を追加で払う方向で作業を進めていく」としています。

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