(ブルームバーグ):「空飛ぶタクシー」として注目される電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発する米ジョビー・アビエーションは、2027年までに米国内の製造能力を月間最大4機に倍増させる計画を発表した。カリフォルニア州とオハイオ州にある両生産拠点を活用するという。
数少ないeVTOLメーカーの一つであるジョビーは、バッテリー駆動のエアタクシーによる短距離の有人輸送を目指している。トヨタ自動車は5月に同社の筆頭株主となった。
ジョビーのジョーベン・ビバート最高経営責任者(CEO)は17日付の文書で「今こそ機器や施設、人材に投資して生産を加速させる最適なタイミングだ。自動車最大手のトヨタとこの取り組みを進められることを楽しみにしている」と述べた。
同社は5カ月前、生産能力を月間2機に倍増すると発表していた。今年10月上旬に5億ドル(約780億円)相当の新株を発行して以来、株価は約28%下げた。それでも年初から大きく上昇しており、16日の取引を年初来73%高で終えている。
米連邦航空局(FAA)および他国の規制当局による運航認証の取得プロセスは、なお継続中だ。
原題:Joby Aims to Double Planned Air Taxi Output by 2027(抜粋)
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