アメリカのトランプ大統領は、合成麻薬「フェンタニル」を大量破壊兵器に指定する大統領令に署名しました。

アメリカ トランプ大統領
「きょう、歴史的な大統領令に署名し、米国に流入するフェンタニルの脅威から国民を守るため、さらなる一歩を踏み出す」

トランプ大統領は15日、合成麻薬「フェンタニル」を大量破壊兵器に指定し、司法省や国務省などに摘発の強化を指示しました。

アメリカ政府は、大量破壊兵器について「多数の人々に危害を加えることを目的とした、核兵器、生物・化学兵器」などと定義しています。

トランプ政権は中国に対して、フェンタニルの流入を理由に追加関税を課して対策を求めていますが、今回の大統領令でフェンタニルを兵器に位置づけ、中国に問題を解決するよう圧力を強める可能性もあります。