オーストラリア・シドニーで起きた15人が死亡したテロ事件で、銃撃犯の2人は親子だったことが明らかになりました。
こちらは、事件発生当時の映像。銃を撃つ男に、後ろから男性がつかみかかり銃を奪います。この男性はけがをしましたが、命に別状はありませんでした。
シドニーの有名ビーチ、ボンダイビーチで14日に発生した銃撃事件では、これまでに15人が死亡し、42人が負傷しました。
現場では当時、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントが開催され、およそ1000人が集まっていて、警察はユダヤ系の住民を狙ったテロ事件として捜査を進めています。
事件から一夜明けた現場では。
記者
「銃撃から一夜明けたボンダイビーチの現場です。数キロにわたって規制線が張られていますが、建物の前にはすでに花束が供えられています」
祭りに家族と参加
「最初は花火が爆破したかと思った。娘たちや家族をかばって逃げたんだ」
「みんなひたすら走って逃げていた。走らなくてはならなかった」
アルバニージー首相もけさ現場を訪れ、花をたむけました。
警察はけさの会見で、銃撃犯は親子で、50歳の父親が死亡し、24歳の息子が拘束され病院に搬送されたと明らかにしました。
今回の事件についてアメリカのトランプ大統領は、このように非難。
アメリカ トランプ大統領
「これは明らかな反ユダヤ主義による攻撃だ。全ての犠牲者らに哀悼の意を表したい」
また、イスラエルのネタニヤフ首相は、アルバニージー首相が過去にパレスチナ国家の支持を呼びかける発言をしたことを非難。
イスラエル ネタニヤフ首相
「あなたが何も行動せず、問題の拡大を許した結果が、きょう起きたユダヤ人への凄惨な攻撃だ」
「オーストラリアでユダヤ系住民を脅かす者たちを勇気づけて、嫌悪を助長した」などと述べました。
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