(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業のスペースXは、内部関係者による株式売却を承認し、自社を約8000億ドル(約125兆円)と評価した。ブルームバーグが確認した文書で明らかになった。
スペースXは文書で、26年に新規株式公開(IPO)を実施する可能性に向けた準備を進めていると説明。開発中の大型ロケット「スターシップ」の「極めて高頻度の飛行」や、宇宙空間での人工知能(AI)データセンター、月面基地の建設などへの資金調達を目的としているとした。

ブレット・ジョンセン最高財務責任者(CFO)が株主に宛てた同文書によれば、今回の内部関係者による株式売却は、1株当たり421ドルの価格に設定された。7月の212ドルの2倍近い水準で、当時の評価額は4000億ドルだった。
今回の評価額は、10月に生成AIのChatGPTの運営元であるOpenAIが記録した5000億ドルの評価を上回り、スペースXが再び世界で最も価値の高い非公開企業となる。
ブルームバーグは今週初め、同社がIPOで300億ドルを大きく上回る資金を調達する計画を進めていると報じていた。
スペースXは、IPOにより同社全体で約1兆5000億ドルの評価を目指しており、実現すればサウジアラムコの2019年の上場時の記録に近い水準となる。
ジョンセン氏は同文書で、IPOの時期や評価額は依然として不透明であり、実施を見送る可能性もあると述べた。
スペースXはセカンダリーオファリングを年2回行っており、従業員を含む株主が保有株を売却して現金化したり、追加取得したりできる。
同社の担当者はコメント要請に応じなかった。
原題:SpaceX Sets $800 Billion Valuation, Confirms 2026 IPO Plans (3)(抜粋)
(文書の詳細や背景を追加して更新します)
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