防衛費の財源をめぐり、きのう岸田総理が「国民が自らの責任として対応すべき」と発言したことが波紋を広げています。松野官房長官は「国民の理解が得られるよう丁寧に説明していく」と強調しました。
岸田総理はきのう、自民党の役員会で防衛費の財源について。
岸田総理
「責任ある財源を考えるべきであり、今を生きる国民が自らの責任としてしっかりその重みを背負って対応すべきものである」
この発言にSNSなどで批判が相次いでいます。身内からも…
自民党 三原じゅん子参院議員
「私は国民の責任と言うよりも、国、政治の責任だと思います」
防衛費の増額をめぐる増税について、岸田総理は先週の会見ではこう呼びかけていました。
岸田総理
「私たちの今の平和で豊かな暮らしを守るために、また私たちの世代が未来の世代に責任を果たすためにご協力をいただきたい」
表現が変わったことについて松野官房長官は。
松野博一官房長官
「自民党役員会における発言も、そのようなご協力をお願いする趣旨で申し上げたものと承知をしています」
こう述べた上で、「政府としても国民の理解が得られるよう丁寧に説明していく」と強調しました。

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