アメリカの連邦最高裁判所は、南部テキサス州の連邦下院議員選挙で、共和党が有利になる新たな選挙区の区割りを認める判断を下しました。
アメリカ・南部テキサス州では今年8月、州議会が連邦議会下院の選挙区の区割りを与党・共和党に有利に変更する案を可決し、アボット知事が署名して成立しています。
この区割り変更について、テキサス州の連邦地裁は「人種差別的で憲法違反だ」として認めない判断を下していましたが、連邦最高裁は4日、地裁の判断を覆し区割り変更を容認する判断を下しました。
最高裁は区割り変更を認めなかった地裁の判断について、「選挙運動に不当に介入し混乱を招いた」と指摘しています。
新たな区割りでは来年11月に予定される中間選挙で共和党が優勢な選挙区がこれまでより5つ増えるとみられていて、議会下院で多数派の維持を目指す共和党とトランプ政権にとって追い風になります。
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