韓国ソウルで先月、日本人の親子2人が乗用車にはねられ死傷した事故。JNNの取材で、運転していた男が事故の直前に4軒はしごして酒を飲んでいたことがわかりました。
先月2日、ソウル・東大門の交差点で観光で来ていた日本人親子が乗用車にはねられた事故。58歳の母親が死亡し、30代の娘が重傷を負いました。
「(Q.遺族に言いたいことは?)申し訳ありません」
運転していたのは韓国籍の30代の男。当時、泥酔した状態で、飲酒運転などの罪で逮捕・起訴されました。
その後のJNNの取材で、この男の直前の足取りがわかってきました。
記者
「男は事故を起こす直前、飲食店をはしごして酒を飲んでいたということです」
捜査関係者によりますと、男はこの日、知人らとゴルフをした後、繁華街に移動。そこで飲食店を3軒はしごしました。さらに、4軒目の店に移動。瓶ビールを3本、焼酎をボトル8本飲んでいたということです。
こちらはJNNが独自に入手した防犯カメラの映像。事故のおよそ30分前、4軒目の飲食店から出てきた男です。
酒の影響か、時折、足元がふらつき、車のボンネットに腰掛ける様子も。15分以上その場に滞在した後、駐車していた車に乗り込み、一方通行の道を逆走して行きました。
この事故を受け、警察も取り締まりを強化しています。
警察官
「(息を)吹いてください。もっともっともっと。『免許停止』の数値が出ました。見てください」
この日は、2時間ほどで11人が摘発されました。
飲酒運転が社会問題となっている今、日本人親子の事故も大きく報じられ、「飲酒運転に寛大という韓国のイメージは国際的な恥」という社説も出ています。
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