アメリカのトランプ大統領は、麻薬の密輸対策を理由にベネズエラに対する地上作戦を近く実施する意向であることを明らかにしました。

アメリカ トランプ大統領
「地上でも(密輸の)阻止を開始する。地上の方が容易だがすぐに始める。我が国に毒を送り込むのを止めよと警告する」

トランプ大統領は27日、麻薬密輸対策を理由にカリブ海などでベネズエラの犯罪組織が所有しているとされる船への攻撃を続けているのに加え、近く地上作戦を行う考えを明らかにしました。

トランプ大統領は「これまでの対策で海上での密輸のおよそ85%を遮断した」と話し、麻薬密輸対策が成果を挙げていると主張しました。

トランプ政権はベネズエラの周辺海域に最新鋭の原子力空母を派遣するなど、軍事的な圧力を強める一方で、ベネズエラのマドゥロ大統領と対話を行う可能性があるとの考えも示しています。