タイ南部を襲った大規模な洪水による犠牲者は55人になりました。一方、インドネシアでも豪雨災害で49人が死亡しています。

タイ南部では先週以降、広い範囲で大雨が続き、ソンクラー県の市街地などは大規模な洪水で壊滅的な被害を受けています。

タイ政府によりますと、洪水による死者は27日時点で55人に上ったということです。水は徐々に引いているものの、孤立状態となっている地区も多く、ヘリコプターを使った救助活動などが続けられているほか、空港の一角には仮設の診療所も設けられています。

隣国マレーシアでも大きな被害が出ていて、ロイター通信は2人が死亡したと伝えています。

また、インドネシア西部のスマトラ島では、豪雨による土砂崩れなどが各地で発生し、AP通信によると、これまでに49人が死亡したほか、67人が行方不明となっています。