ロシアによる侵攻をめぐる新たな和平計画について、アメリカとウクライナが大筋で合意したと、複数のアメリカメディアが報じました。来週にもアメリカの特使がプーチン大統領と会談する見通しです。

アメリカ トランプ大統領
「すぐそこまで来ていると思う。結果はすぐにわかるだろう」

複数のアメリカメディアは25日、アメリカとウクライナが和平計画に大筋で合意したと報じました。

また、イギリスのフィナンシャル・タイムズによりますと、アメリカが提案した和平計画は当初の28項目から19項目へと絞り込まれていて、領土に関する問題などは近く行われるトランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談で協議する予定だということです。

トランプ氏はSNSで和平計画をめぐるウクライナとロシアの意見の相違は「わずかしか残っていない」としています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「我々はトランプ大統領の個人的な関与のもと、米国と欧州、また指導者や全てのパートナーと共に前進する準備ができている」

一方、欧米や日本などはウクライナ支援について話し合う有志連合の会合を開き、停戦後の「安全の保証」に関する計画作りを加速することで合意したということです。

アメリカはロシアとUAEで協議を行っているほか、トランプ氏はさきほど「ウィットコフ特使が来週モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談する」と明らかにしていて、新たな和平計画に対するロシア側の反応が注目されます。