(ブルームバーグ):米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は同社の人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」について、需要の高まりに対応するのに十分な量を確保しており、関連事業は「極めて強い」と語った。
フアン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、8-10月(第3四半期)決算発表時の発言に触れ、ブラックウェル製品ラインが「売り切れ」だと述べたのは、顧客が同社の既存半導体を最大限活用している状況を指していたと説明。
「サプライチェーンの計画は驚くほどうまくいっている。販売できるブラックウェルをたくさん持っている」と明らかにした。
こうしたコメントは、19日の決算発表で示された強気なトーンを確認するもので、AI関連投資の急拡大がバブルを生んでいるとの懸念を退ける内容だ。
フアン氏は、エヌビディア製品が機能を拡張し続けているため、データセンター関連支出に占める同社の比率が高まっていると指摘。ただ、中国市場は米国による輸出規制の影響で依然として弱含んでいるという。
同氏は、中国向けデータセンター用半導体の売上高見通しは引き続きゼロだとし、エヌビディアが中国市場への再参入を認められるよう、米中両政府と協議を進めていると話した。「それまではゼロと想定すべきだ」という。
原題:Nvidia’s Huang Says Company Has Plenty of New Chips to Sell(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.