アメリカ・イスラエルによるイランへの攻撃が始まってから、きょうで1週間となります。攻撃の応酬が続くなか、アメリカのトランプ大統領は、イランとの合意は「無条件降伏以外にありえない」と主張しています。
アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃が始まってから7日で1週間となるなか、6日も攻撃の応酬は続きました。
イスラエル軍は、イランの首都テヘランで死亡したハメネイ師が使う予定だった地下施設を破壊したと主張しました。イランの国連大使によりますと、イラン側の民間人の死者は、この1週間で少なくとも1332人にのぼっています。
一方、イラン側も6日、クウェートのアメリカ軍基地を狙って大規模なドローン攻撃を行ったと明らかにするなど、徹底抗戦の構えを崩していません。
こうしたなか、トランプ大統領は自らのSNSに「イランとの合意は無条件降伏以外にありえない」と投稿しました。「無条件降伏」について、ホワイトハウスのレビット大統領報道官は次のように説明しています。
ホワイトハウス レビット報道官
「(大統領が意図しているのは)イランが米国の脅威ではなくなり、作戦が完全に達成されたならば、イランは実質的に無条件降伏することになる」
また、さきほど、アメリカのイランに対する軍事作戦に関連し「FOXニュース」は、アメリカ軍が中東で3つ目となる空母打撃群を派遣する準備をしていると伝えました。近く、原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を中核とする空母打撃群を地中海東部に向かわせる見通しだとしています。
アメリカ軍は、イラン周辺にすでに「エイブラハム・リンカーン」と「ジェラルド・フォード」を中核とする2つの空母打撃群を展開しています。
中東情勢は原油価格にも影響しています。6日、ニューヨーク市場のWTI原油先物は一時、前の日より14%急騰し、およそ2年6か月ぶりに1バレル=92ドル台をつけました。
中東カタールのエネルギー相が、ホルムズ海峡を石油タンカーが通過できなければ原油価格は150ドルまで上昇すると発言したことなどから買い注文が増加しました。
原油価格はこの1週間で67ドルから90ドルへと35%上昇し、週間での上昇率としては43年ぶりの大きさとなりました。
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