(ブルームバーグ):米国はスイスからの輸入品に15%の関税を課すことで、米国とスイス両国が「基本的な」合意に達したと、米通商代表部(USTR)のグリア代表が明らかにした。ホワイトハウスが14日に両国の通商合意の詳細を発表する見通しだという。
グリア氏はCNBCのインタビューで、「スイスがおそらく次に合意を結ぶ国になる」と述べ、「米国はスイスと基本的な合意に達した。詳細は14日、ホワイトハウスのウェブサイトに掲載される予定だ」と説明した。同氏は前日にワシントンでスイス代表団と協議した。
同氏はまた、記者団に対し、スイス製品の関税は現行の39%から15%に引き下げられる見通しであり、スイスが2000億ドル(約30兆8000億円)規模の対米投資を約束したと語った。
同氏によると、スイスは「医薬品や金精錬、鉄道設備などで、多くの製造拠点を米国に設ける予定だ。この合意と、それが米国の製造業にもたらす意義を非常に喜ばしく思っている」と述べた。
さらにスイスが米ボーイング製航空機の購入を増やすことも確約したと付け加えた。
原題:US, Switzerland Reached Deal Lowering Tariff to 15%, Greer Says
(抜粋)
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