「終電すぎて夜中まで作業も」現職官僚が語る実態
質問を事前に通告する“ルール”をめぐって物議をかもしているのが、国光外務副大臣のSNS投稿です。

国光あやの 外務副大臣(Xより)
「午前3時に高市総理の出勤が必要なのは、そもそも『(特に野党の)質問通告が遅い』からです。前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守ってますか?」
国光氏は「2日前まで」という“通告ルール”があると主張しましたが、野党側は事実誤認だとして、与党側に対し謝罪と撤回を求めました。
その後、国光氏は木原官房長官から注意を受け、SNSで「事実誤認であり撤回する。関係者にお詫び申し上げる」と謝罪。当該の投稿を削除しました。

一方、私たちの取材に応じた現職の官僚は、質問通告の遅れで“負担を強いられた”過去を振り返ります。
現職の官僚
「(質問)通告が遅くなると、省庁に割り振りをするタイミングも遅くなり、答弁を作成する・手を動かす時間も、12時すぎて終電をすぎるとか。終電をすぎてタクシーの時間帯になって答弁を作成して、夜中まで作業すると」
今後も「官僚の働き方」のために、国会議員に配慮してほしいと願います。
現職の官僚
「(国会の)日程を早く決めていただくことで、一つの改善にはなるのかなとは思う。質問通告をできるだけ早くしていただくというのが、政府全体にとって、国会・答弁対応を深夜までやるかどうか、そのあたりに関わってくると思うので、与党も野党もご配慮いただければ」