イギリスBBCは、ロシア語版サイトでウクライナ侵攻で死亡したロシア兵およそ1万人の名前を特定したと報じました。
イギリスBBCのロシア語版サイトは、ウクライナ侵攻で死亡したロシア兵1万2人の名前を特定し、ロシアの独立系メディア「メディアゾナ」とともに墓地や記念碑などを調べ、裏付けたとしています。このうち394人は今年9月の部分的動員によって招集された兵士だということです。
また、1509人の将校が特定されたとし、高機動ロケット砲システム「ハイマース」などで指揮所への攻撃が可能になったことが背景にあると分析しています。
ロシアは9月に軍の死者数を5937人だと発表して以降、更新していませんが、BBCは実際の死者数は「2万人以上に上る可能性がある」と指摘しています。
こうした中、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアで10日、ロシア軍の動員兵らが集められた兵舎で火災が発生し2人が死亡、およそ200人が避難したと地元メディアが伝えました。
先住民族クリミア・タタール人のパルチザン部隊を名乗るグループが犯行声明を発表し、「これからもロシア軍を内部から破壊していく」と警告しています。

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