緊急避妊薬に「頼りすぎない」 より確実な避妊方法を男女問わず考える

高柳キャスター:
今年度中に販売が始まるということですが、私たちはどう向き合っていくべきでしょうか。

長谷川記者:
「頼りすぎない」ということです。これは、あくまでも最後の手段であって、これがあるから大丈夫というわけではありません。

産婦人科の宋美玄先生によると、この薬は100%避妊ができるわけではないので、飲んでから3週間以内に生理が来なければ妊娠を疑って、できるだけ産婦人科を受診してほしいということです。

あくまでも緊急避妊薬は、最後のセーフティーネットなので、これに頼りすぎるのではなくて、より確実な避妊方法を男女問わず考えていくことが大事だと思います。

価格については、試験販売の段階では7000~9000円で販売されていました。これから薬を販売する会社は、試験販売の価格を参考にして、価格を決めていくということです。今後、価格がどうなっていくのか、若い人や経済的に余裕のない人が手に入れやすい価格になるのか、という課題は残ると思います。

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<プロフィール>
長谷川美波
TBS社会部 厚生労働省担当
医療や介護の分野・性被害の問題など取材

三宅香帆さん
文芸評論家
著書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で「新書大賞2025」受賞
31歳