ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア軍との激戦が続く東部ドネツク州の要衝ポクロウシク周辺を訪れ、戦闘に加わっている部隊を視察しました。
ゼレンスキー大統領は4日、SNSで東部の要衝ポクロウシクに近いドブロピリャ周辺の部隊を訪れ、兵士らを激励したと明らかにしました。
ウクライナ国防省情報総局によりますと、ポクロウシクで特殊部隊を増強し、新たな武器や装備を送ったということです。ポクロウシクは、ウクライナ軍が東部前線に兵員や物資を供給するための拠点となっていて、ロシアが掌握を目指し、攻勢を強めています。
一方、イギリス国防省はポクロウシクの戦況について、ロシア軍が多くの死傷者を出しながらも包囲に向けて激しい攻撃を続け、ポクロウシクの防衛を支援している周辺の町にも圧力をかけていると分析しています。
そのうえで2022年にロシアがウクライナ侵攻を始めて以降、ロシア軍の死傷者がおよそ114万人にのぼり、このうち35万人あまりは今年の死傷者だとの推計を明らかにしました。
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