AIと映像はまったくの初心者 なぜAIの長編映画にチャレンジ?
小川キャスター:
全くの初心者からのチャレンジで、なぜAIの長編映画を作ろうと思われたんですか。
クリエイター 遠藤久美子さん:
実は、ストーリーは20年以上私の中に抱えていたもので、「いつかは表現しないといけない」と思っていましたが、漫画家でも小説家でもないので、このストーリーを表現しきれなかった。そこにAIが登場したので、「もう今やるしかない」と思ってチャレンジしました。
小川キャスター:
夢を叶えてくれるツールが登場したわけですね。
クリエイター 遠藤久美子さん:
どうしても訴えたいメッセージがあって、4半世紀でやっと形になりました。
喜入キャスター:
頭の中にあったストーリーの再現度はどうでしたか。
クリエイター 遠藤久美子さん:
かなりできたと思います。例えば、街や乗り物は流線型の乗り物で、ロケットも普通にあるロケットとは違う形のものが、私の中のビジョンにあったので、それをプロンプトで書くと意外としっかり出しててくれて、生成AIは頼もしいパートナーでした。
小川キャスター:
実際に生成AIを使ってみて、気づかされたことや改めて感じたことはありますか。
クリエイター 遠藤久美子さん:
やはり「AIが人間に到達するのではないか」という恐怖もあるとは思いますが、全く人間を超えるということはなく、瞳の奥に燃やす炎だったり、本当に魂の叫びみたいなものは、まだまだ全然再現できないので、人間のすごさを改めて思い知りました。
小川キャスター:
感情表現の難しさですね。
喜入キャスター:
使ってみないとわからないことだと思います。