中国外務省は、あす、習近平国家主席とアメリカのトランプ大統領が会談し、「両国の長期的・重大な問題について意見交換する」と発表しました。
中国外務省の報道官は29日の会見で、あす、韓国・釜山で習近平国家主席とトランプ大統領が会談すると発表しました。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「今回の会談で両国首脳は中米関係にかかわる戦略的・長期的な問題や、共に関心を持つ重大な問題について突っ込んだ意見交換を行う」
郭報道官はこのように述べたうえで、「中国はアメリカと共に、今回の会談で積極的な成果を得ることができるよう努力し、両国関係の安定的な発展に新たな方向性が示されるよう希望する」と今回の首脳会談に期待感を示しました。
中国外務省は、習主席があすから来月1日にかけて韓国を国賓として訪問し、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席すると発表していましたが、米中首脳会談については「適宜発表する」と述べるにとどめていました。
首脳会談では、合成麻薬「フェンタニル」や追加関税、レアアースや半導体の輸出規制などが論点となる見込みで、双方がどこまで歩み寄れるかが焦点となります。
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