韓国を訪問中のアメリカのトランプ大統領は午後、韓国の李在明大統領と会談しました。現地で取材している、ソウル支局の中道記者がお伝えします。
韓国はトランプ氏を国賓待遇で迎えていて、貿易交渉などで譲歩を迫りたい考えです。
トランプ氏は、サムスン電子のCEOらが集まる経済界との集会に出席したあと、午後2時40分ごろから、李在明大統領と会談しました。
韓国 李在明大統領
「韓米の真の同盟をさらに拡大・強化することを期待する」
アメリカ トランプ大統領
「米韓は長く友好関係にあり、あなたは素晴らしい大統領になるだろう。すでになっている。我々がともに成し遂げれば、最高の指導者になるだろう」
会談の焦点は、日本にも迫った関税交渉における巨額の対米投資の行方です。韓国政府は、金色を好むトランプ氏のために、昔の王族が使用していた「金の冠」のレプリカをプレゼントしていて、贈り物なども使い、少しでも譲歩を引き出したい考えです。
一方、日韓もあす、高市氏の総理就任後初めての首脳会談を行います。▼未来志向の日韓関係の在り方や、▼北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、安全保障協力の連携などを確認する構えです。
ただ、韓国側には、保守派と知られる高市氏の歴史認識などをめぐって警戒する声もあがっており、厳しい国際情勢の中で日韓がどのような信頼関係を築いていけるのかが焦点となります。
米中首脳会談30日午前11時開始 レアアース規制と対中関税が焦点に