(ブルームバーグ):SBI新生銀行は早ければ来月にも新規株式公開(IPO)の詳細について発表する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。年内にも東京証券取引所に上場する予定で、今年最大規模のIPOとなる可能性がある。
関係者によると、SBI新生銀は現時点で12月中旬の上場を目指している。上場は7月に申請した。案件を取り仕切る主幹事証券はバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ゴールドマン・サックス・グループ、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、SBIホールディングス、SMBC日興証券が務める。非公開情報であることから匿名を条件に明らかにした。
また、関係者によると、SBI新生銀は少なくとも1兆円を超える時価総額を目指している。協議は続いており、評価額といったIPOの詳細は変更される可能性がある。SBIからはコメントをまだ得られていない。SBI新生銀とその他の主幹事証券はコメントを控えた。
国内IPOの案件総額は、年初来で8000億円を超えており、ソフトバンクグループの通信子会社であるソフトバンクが上場した2018年以来の規模となった昨年の約9600億円に迫っている。日経平均株価は大台となる5万円台に初めて乗ったほか、東証株価指数(TOPIX)も最高値を更新しており、投資家心理の改善はIPO市場にとって追い風となりそうだ。
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