イスラエルのネタニヤフ首相はアメリカのバンス副大統領と会談し、パレスチナ自治区ガザの和平計画について次の段階に向けて前向きな姿勢を示したなどと地元メディアが報じました。

ネタニヤフ首相は22日、バンス副大統領とエルサレムで会談しました。

地元メディアによりますと、ネタニヤフ氏は会談で、アメリカが提示した和平計画の第二段階について実施に向けた支援を表明したうえで、前向きな姿勢を示したということです。

また、第二段階への移行に向けては、ガザの戦後統治をめぐる課題が浮上していますが、ネタニヤフ氏はここ数日のうちにアメリカ側に対し、対立するトルコの部隊の駐留や、ハマスやパレスチナ自治政府の関与を認めない姿勢を伝えたということです。

これに対しアメリカ側は、トルコやパレスチナ自治政府の関与が必要との認識を示しているということで、ガザの統治体制をめぐり、アメリカとイスラエルの間で立場の違いが浮き彫りになっています。