トヨタ自動車は信号機などのインフラと、AIを搭載した車を連携させた自動運転技術を初めて公開しました。

記者
「間もなく合流地点に入っていきます。ドライバーは手を触れていません」

トヨタが初めて公開したのは、開発中の自動運転技術です。

GPSなどで得られる車の位置情報をクラウド上に集約。その情報をもとに、AIが飛行機の“管制塔”のようにそれぞれの車両に指令を出します。車に搭載されたAIがその指令を受けて、自動運転する仕組みです。

この技術で、高速道路でのスムーズな走行や渋滞の緩和、事故防止にもつながるとしています。

トヨタ自動車 デジタルソフト開発センター 皿田明弘センター長
「事故ゼロという大きな目標の実現に向けては、車単体のレベルアップだけでは困難」

また、市街地では信号機などに設置したカメラのデータを使い、交差点での子どもの急な飛び出しなどの危険な状況にも対応できるということです。

トヨタは今後も様々な状況での実験を進め、交通事故ゼロの社会を目指すとしています。