日本維新の会はけさ、両院議員総会を開き、自民党との連立政権樹立を見据えた政策協議をめぐる対応を執行部に一任することを決めました。国会記者会館から中継です。

これまで自民党の連携相手としては国民民主党が有力視されていましたが、維新が政策協議という具体的な話し合いに進むことで新たな連立の枠組みが現実味を帯びてきました。

日本維新の会はけさ、両院議員総会を開き、執行部は▼副首都構想や▼社会保障改革、▼企業・団体献金の禁止などの政策について自民党と合意できれば、国会での総理指名選挙で高市氏に投票する方針を説明しました。

会合では、一部議員から慎重な意見が出たものの、今後の自民党との協議を執行部に一任することが決まりました。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「我々がやってきた、こだわってきた政策、これを一つでも多く勝ち取った上で連立をして、そして日本政治を変えるという、そういう大義を掲げるべきだといった趣旨のご意見はかなりありました」

藤田共同代表は午後、高市総裁と協議を行う予定で、21日に召集が予定される臨時国会までに合意出来るかが焦点となります。

一方、維新は総理指名選挙での野党候補一本化に向けて、立憲民主党、国民民主党とも協議を続けていて、両党の幹部からは「二枚舌だ」、「自民党と野党、両方と協議して交渉を有利に進めたいんだろう」などと批判する声があがっています。