欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド銀行総裁は14日、ワシントンで講演し、ECBの政策金利は「適切な水準」にあると述べた。

マクルーフ氏は「ディスインフレの過程は終わり、欧州経済が底堅さを示し、インフレ率も望む水準にある。我々は引き続き良好な状態にある」と語った。マクルーフ氏は国際通貨基金(IMF)年次総会に出席している。

マクルーフ氏は、米国との通商合意が不確実性を軽減した一方で、その影響は時間をかけて明らかになると指摘した。

また、経済の下振れリスクとしては、貿易摩擦の再燃による輸出・投資・消費の減速を挙げた。一方で、政府支出の拡大や生産性向上改革が、成長を支える可能性があると述べた。

原題:ECB Is in Good Place With Disinflation Over, Makhlouf Says(抜粋)

--取材協力:Jennifer Duggan.

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