自民党の高市総裁がきょう、立憲民主党と日本維新の会、国民民主党との党首会談をそれぞれ行うことで調整に入ったことがわかりました。

複数の与野党関係者によりますと、高市総裁はきょう午後、立憲・維新・国民民主の3党の党首とそれぞれ会談を行うことで調整に入ったということです。来週予定される総理大臣指名選挙をめぐり、協力を要請するものとみられます。

一方、この3党はきのう、総理指名選挙での対応などについて幹事長会談を行いました。

会談で、国民民主側は安全保障や原発などの基本政策で認識を一致させる必要があるなどと改めて主張し、立憲側も国民民主が掲げる「年収の壁」の引き上げについて財源の考え方を示すよう要求したため、きょう行われる3党の党首会談でそれぞれが返答することとなりました。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「混沌とした政治状況だからこそ、判断の軸っていうのはとても必要で、それを私達は政策本位でやっていこうということで、あすも判断していきたい」

きのう夜、「news23」に出演した玉木代表は、きょうの党首会談でも立憲側に対して基本政策の一致を求める考えを示し、「必ずしも1回で終わらすものでもない」と話しました。