中国商務省は14日、米国との通商関係が悪化する中で意思疎通を維持する姿勢を示した。同省は中国によるレアアース(希土類)輸出の制限措置を正当化しつつも、対話の「扉は開かれている」と改めて強調した。

商務省は声明に「中国と米国は経済・貿易協議のメカニズムの下で一貫して意思疎通を続けており、昨日も実務レベルの会合を行った」との報道官談話を掲載した。

通商交渉チームの重要メンバー、財政省の廖岷次官は今週、ワシントンを訪れている。事情に詳しい関係者によると、廖氏は米財務省のカウンターパートと会談したという。

廖氏は国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会に出席しており、週内に再び米側当局者と協議を行う見通し。この関係者が非公開情報だとして匿名を条件に述べた。

原題:China Keeps US Communication Lines Open as Tensions Flare Up (2)(抜粋)

--取材協力:ジェームズ・メーガ.

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