26年続いた自公の協力関係は、なぜこのタイミングで終わりを告げたのでしょうか。国会記者会館から中継です。
これまでは政策で主張の違いがあっても、強固な選挙協力があったことで、両党の連立関係は維持されてきましたが、公明党が今回重大な判断に傾いたのは、自民党の裏金問題に巻き込まれるかたちで去年と今年の国政選挙で大敗したことがきっかけでした。
自民側への不信感が募る中、公明党は今回、企業団体献金の規制強化を自民党側に求めましたが、自民党側は地方議員が直接献金を受け取れず、地方組織の崩壊につながるおそれがあるとして受け入れませんでした。
ある現職閣僚は「現執行部は公明党をなめていた」と苦言を呈しています。
(Q.高市総裁は女性初の総理になるとの見方が出ていましたが、総理大臣に選ばれるのでしょうか?)
自民党はきょう、今月20日か21日に臨時国会を召集したいとの考えを立憲民主党に伝えていて、国会が召集されるまでに、高市総理の誕生に道筋を付けたい考えです。
ただ、公明党の斉藤代表は「総理指名選挙で高市早苗とは書かない」との考えをきょう示しました。
一方、立憲民主党は「野党統一候補が野田代表でなくても受け入れる」との考えを野党各党に伝えていて、安住幹事長もきょう、「十分、政権交代の可能性が出てきた」と話しています。
ただ、与野党ともに他の党と協力できる算段はついておらず、ある自民党関係者も「誰も見たことのない景色で、この先何が起きるか分からない」と話しています。

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