農林水産省は先ほど、昨年度の日本の食料自給率は38%だったと発表しました。4年連続で低い水準が続いています。

食料自給率は、国内で消費された食料のうち、国産でまかなえた割合を示すもので、2024年度は重視されるカロリーベースで38%でした。4年連続で同じ水準です。

コメの消費量が増えた一方で、天候不順による小麦や高温・渇水などでの大豆・野菜の生産が落ち込み、消費量を押し下げました。

一方、生産額ベースでは、コメ価格が大幅に上がった影響で前の年より3ポイント上昇し、64%となりました。

政府は、2030年度までにカロリーベースで食料自給率45%を目標に掲げていますが、実際は40%前後の低い状態が25年以上続いています。