自民党と公明党の連立協議が難航しています。公明党はきょう、国会議員と地方組織の幹部による会合を開き、地方の声を集約したうえで、自民党との再協議に臨む方針です。国会記者会館から中継です。

公明党の斉藤代表はさきほど、党の幹部会合でのあいさつで、「政治不信の根底にある政治とカネの問題について、自民党はしっかりとした姿勢を示してほしい」と迫りました。

公明党 斉藤鉄夫 代表
「自民党さえ決断すれば『政治とカネ』の問題、そのある意味では核心にある企業・団体献金について大きな規制強化に結びつくことができる」

自民・公明両党はおととい、党首会談をおこない、連立を継続するかについて協議しましたが、「政治とカネ」の問題、とりわけ「企業・団体献金」の規制強化をめぐって折り合わず、結論は持ち越されました。

斉藤氏はきのう配信されたインターネットの番組で、国会での総理大臣指名選挙では「連立をしなければ、『高市早苗』とは書かない」と明言しました。

公明党やその支持団体では、自民党の「政治とカネ」をめぐる対応に不満が渦巻いています。

今夜予定されている国会議員と地方組織の幹部との会合も紛糾するものとみられ、26年にわたり続いてきた自公の協力関係が今、危機に陥っています。