アメリカのトランプ大統領がパレスチナ自治区ガザをめぐる和平計画についてイスラエルとイスラム組織ハマスが「第一段階」に合意したと表明したことを受け、林官房長官は9日、「重要な一歩だ」としてと歓迎する考えを示しました。

林芳正 官房長官
「ガザ紛争終結のための包括的計画に基づき、当事者間で第1段階の合意が成立したことを我が国として歓迎いたします」

パレスチナ自治区ガザをめぐる和平計画について、トランプ大統領は8日、「イスラエルとハマスが和平計画の第一段階に合意したことを誇りに思う」とSNSに投稿。ハマスが拘束している「すべての人質がまもなく解放される」とし、「イスラエルは合意したラインまで軍を撤退させる」と発表しました。

これについて、林官房長官は記者会見で「歓迎する」との考えを示したうえで、「今回の合意は事態の沈静化と二国家解決の実現に向けた重要な一歩だ」と評価しました。また、日本としては「引き続き一刻も早いガザの人道状況の改善に加え、早期復旧復興に関する国際的な取り組みに積極的に貢献していく」との考えを示しています。