(ブルームバーグ):8日の東京株式相場は小幅に反落する見込み。前日の米国市場でハイテク株を中心に売られたことが重しになる。相場の短期的な過熱感を受けて利益確定売りも出やすい。
半導体関連や人工知能(AI)関連の一角が売られやすく、先週からの上げ幅が大きい機械の一角なども下げる可能性がある。為替の円安傾向が強まっており、小売りなど内需株では業績懸念が高まる。
半面、円安は自動車など輸出株の一角に追い風となる。高市早苗自民党総裁の経済政策への期待も引き続き相場の支えになる。
東洋証券の大塚竜太ストラテジスト
- きょうの日本株は若干マイナスの水準でもみ合いそう
- 高市氏の勝利を受けたお祭りはいったん終了だろう
- 日経平均は先週後半からの上昇ピッチが速い、高値警戒感がある
- 一方で政治の先行き見極めにはまだ時間がかかり、どんどん売っていく流れにもなりにくい
- 足元の円安は日本株にとっていい話だが、物価への影響を踏まえると懸念もある
- 高市新総裁の下での野党との連携が見通しづらい状況が続けば、市場は嫌気するだろう
- 米政府機関の閉鎖も来週にかけて続くとなればマイナス材料だ
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