「解党的出直し」を掲げた自民党、その新しい総裁に高市早苗氏が選ばれました。新執行部の顔ぶれも見えてきましたが、自民党は本当に変われるのでしょうか?そして、新しいリーダーの誕生は、私たちの暮らしにどのような影響をもたらすのでしょうか?
株価は急騰 史上初の4万8000円台

株価ボードは値上がりを示す真っ赤な表示で染まりました。日経平均株価は取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が集まりました。
記者
「日経平均株価の上げ幅が今2000円を超えました」
上げ幅は一時2300円を上回り、 取引時間中の最高値を更新。 史上初めて一時4万8000円台を突破しました。
円相場も1ドル=150円台まで急速に円安が進行しました。株価急騰の要因は…

自民党 高市早苗総裁
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
4日、 自民党の新総裁に選ばれた高市氏。積極的な財政政策が取られるとの思惑が市場に広がったのです。
Xで高市氏「党を支えて頂く人事」
その高市氏、6日午後、自身のSNSに…

高市総裁(Xより)
「党を支えて頂く人事は大切ですので、熟慮した上で今日の夕方には内示を致します」
東京・赤坂の議員宿舎にこもり、人事の検討を行った高市氏。
自民党の幹事長には麻生派の幹部、鈴木俊一総務会長を起用する方針を固めました。
政調会長には総裁選で争った小林鷹之元経済安保担当大臣。さらに、有村治子氏や古屋圭司氏、梶山弘志氏を起用する方向です。
そして、幹事長代行には萩生田光一元政調会長を起用する見通しです。

萩生田氏は派閥の裏金問題で取りざたされた旧安倍派の有力議員「5人衆」の一人。裏金問題に関与した議員の処遇が焦点となっていました。
自民党 高市早苗総裁(10月4日)
「ちゃんと審判を受けて、選挙区の方から送り出されて来た方。こういった方については、適材適所で仕事をしていただく。そしてまた「どうしてその人を選んだの?」と、もし聞かれたら私が説明をいたします。この方はこの分野に強いから働いていただきますと、私が説明をいたします」