自民党の新総裁に就任した高市早苗氏について、「期待する」と答えた人が66%だったことが、最新のJNNの世論調査でわかりました。一方、「期待しない」と答えた人は26%でした。

自民党支持層に限れば、「期待する」は75%、「期待しない」は18%でした。

「期待する」と答えた人の理由について聞いたところ、1位は「政策に期待できる」で25%、2位は「ほかにふさわしい人がいないから」と「刷新感があるから」が23%でした。

「期待しない」と答えた人の理由については、1位は「自民党の総裁だから」で26%、2位は「人柄が信頼できない」で20%、3位は「政策に期待できない」で18%でした。

高市氏が新総裁に就任したことで自民党の信頼回復につながるか聞いたところ、「つながると思う」は40%、「つながると思わない」は48%でした。

高市新総裁に最も取り組んでほしい政策は、1位「物価高対策」34%、2位「景気対策」17%、3位「外国人に関する政策」9%、4位「社会保障政策」8%、5位「外交・安全保障」8%、6位「教育・子育て政策」7%、7位「自民党改革」6%、8位「地域活性化」3%、9位「憲法改正」2%でした。

高市新総裁が今後どの野党と連立交渉を行うべきか聞いたところ、▼「立憲民主党」13%、▼「日本維新の会」15%、▼「国民民主党」24%、▼「それ以外の党」13%、▼「連立を組む必要はない」23%でした。

【調査方法】
JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。

10月4日(土)・5日(日)に、全国18歳以上の男女2550人〔固定853人、携帯1697人〕に調査を行い、そのうち40.6%にあたる人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話494人、携帯542人でした。

インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにも、JNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。