自民党総裁選がきょう行われ、決選投票の末、高市早苗氏が女性初の自民党総裁に選ばれました。今月15日に、新しい総理大臣に指名される見通しです。
逢沢一郎 総裁選管理委員長
「高市早苗君をもって当選者と決しました」
12日間にわたる総裁選。勝利したのは、女性初の自民党総裁となる高市早苗氏でした。
自民党 高市早苗 新総裁
「多くの皆様と共に、自民党の新しい時代を刻みました」
「#変われ自民党」と“解党的出直し”が焦点となった自民党総裁選。激動の一日となりました。
きょう午後、各陣営は決起大会を開催。
高市早苗 前経済安保担当大臣
「私、高市早苗、火中の栗だろうが何だろうが拾います」
小泉進次郎 農水大臣
「あともう少しで全ての結果を受け止める段階になりますが、私からは感謝の一言しかございません」
支持する議員らを前に決意を語った5人の候補は陣営に見送られる中、決戦の地へと向かいました。
そして、午後1時に始まった自民党総裁選。石破総理や麻生最高顧問らの投票が続き、議員たちが固唾をのんで結果を待つ中、午後2時前、1回目の投票の結果が発表されました。
逢沢一郎 総裁選管理委員長
「これより、各候補者の得票数を申し上げます。高市早苗君、183票。小泉進次郎君164票でございます」
結果は、高市氏がトップに立ち、続いて小泉氏、林氏、小林氏、茂木氏となったものの、過半数を超える議員は出ず、新総裁を決める舞台は高市氏と小泉氏の決選投票へと移りました。
決選投票では議員票の比重が大きくなり、1回目の投票で議員票ではトップに立った小泉氏が優勢との見方も出ていましたが、結果は…
逢沢一郎 総裁選管理委員長
「合計は高市早苗君185票。小泉進次郎君156票であります。高市早苗君をもって、当選者と決しました」
決選投票では議員票で逆転し、都道府県連票でも上回った高市氏が3回目の総裁選に勝利しました。
自民党 高市早苗 新総裁
「全世代総力結集で、全員参加で頑張らなきゃ(自民党を)立て直せませんよ。もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。私自身も『ワークライフバランス』という言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」
一方、敗れた小泉氏は…
小泉進次郎 農水大臣
「昨年に続き自分の力不足。これにしっかり向き合いたいと思います。自民党の『総力結集』を私も、いち議員として力を尽くせればと思います」
高市氏は今月15日に召集される予定の臨時国会で、総理大臣に指名される見通しですが、少数与党となる中、野党との連携は不可欠で、早速、手腕が問われることになります。

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