米マイクロソフトは、消費者向け人工知能(AI)サブスクリプションサービス「Copilot Pro(コパイロット プロ)」の機能をOffice(オフィス)ソフトに統合した。OpenAIの「ChatGPT」に対抗する。

マイクロソフトは1日、統合チャットボットや画像生成などのAI諸機能を備えた新たな上位プラン「マイクロソフト365プレミアム」を発表した。既存ソフトのワードやエクセル、アウトルックなどとともに利用できるようになる。

マイクロソフトのコンシューマー・チーフ・マーケティング・オフィサーのユスフ・メディ氏はインタビューで「Copilot Pro」の契約をしているユーザーは順次、新プランへ移行すると語った。

マイクロソフトはOpenAIとの提携以降、AI機能を既存製品のラインアップに組み込む作業を急ピッチで進めてきた。

AI市場で先行するChatGPTとCopilotは真っ向から競合しており、マイクロソフトにとって最大の収益源である法人向けでもChatGPTの利用が広がっている。

新プラン「マイクロソフト365 プレミアム」の月額料金は19.99ドル(約2900円)で、「ChatGPT Plus」や打ち切り予定のCopilot Proより1セント安い価格設定になっている。同プランにはAIリサーチアシスタントのほか、より多くの画像を生成する機能なども含まれる。

原題:Microsoft Folds AI Service Into Office in Bid to Take on ChatGPT(抜粋)

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