トランプ政権が解任を求めていたFRB=連邦準備制度理事会のクック理事について、連邦最高裁は即時の解任を認めませんでした。

トランプ政権がFRBのクック理事への解任通告を認めるよう上訴していたことについて、連邦最高裁は1日、即時の解任を認めないとの判断を示しました。これにより、少なくとも来年1月の口頭弁論後に判断が下されるまでの間、理事の職務は継続されることになりました。

トランプ大統領は、住宅ローン申請の不正疑惑を理由にクック氏に解任を通告。クック氏は無効だとして提訴し、連邦地裁、控訴裁ともに解任を一時差し止める判断を示していました。