(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、ECBの利下げサイクルは終了に近いとの認識を示した。
同氏は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで金利について「どちらかと言えば底に近い」と述べた。しかし「われわれはあらかじめ決められた道筋にあるわけではない」と付け加えた。
「現状には満足しているが、何が起きているかについてかなり注意深く見ていく必要がある」と語った。
ECBは物価上昇率が目標の2%近辺にとどまると判断し、今月は2会合連続で金利を据え置いた。
マクルーフ氏は、政策当局は警戒を続ける必要があるだろうとし、米国による関税の影響は欧州連合(EU)からの輸入品に「まだ及んでいない」と指摘した。
原題:ECB Is ‘Near the Bottom’ of Rate-Cutting Cycle, Makhlouf Says(抜粋)
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