(ブルームバーグ):米ミシガン大学が発表した9月の消費者マインド指数(確報値)は4カ月ぶりの低水準となった。高い物価が家計に与える影響を巡り懸念が強まった。

ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は発表文で、「消費者は高止まりする物価に引き続き不満を示しており、物価高が家計を圧迫していると自発的に回答した人が44%に上った。この比率は1年ぶりの高さだ」と指摘。「今月の調査からは、消費者がインフレ加速見通しと労働市場の軟化リスクの双方から圧力を感じていることが浮き彫りとなった」と述べた。
大半の所得層で消費者マインドは低下したが、株式保有の多い層では横ばいだった。株価は過去最高値付近での推移が続いている。
「富によるこうした傾向の差異は、ここ数カ月に見られる消費全体の相対的な底堅さを理解する上で手掛かりとなる」とシュー氏は指摘した。
9月は現況指数が60.4と、前月の61.7から低下。期待指数も51.7に下げ、4カ月ぶり低水準となった。
今回の調査は8月26日から9月22日にかけて実施された。
統計の詳細は表をご覧下さい。
原題:US Consumer Sentiment Falls to Four-Month Low on Income Worries(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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