(ブルームバーグ):米ボーイングは、737MAXおよび787型機の一部に関して、納入前に行う最終的な安全点検や耐空証明の発行で航空当局からより多くの実施権限を得られる見通しだ。製造上の不備を受けて課されていた制限が緩和されることになる。
米連邦航空局(FAA)は26日の声明で、ボーイングが29日からそれらの権限を利用できると明らかにした。最終承認作業は同社とFAAが週ごとに交代で実施することになる。
FAAは「この決定は、ボーイングの継続的な生産品質を徹底的に確認した上で下されたものだ。これにより当局の検査官は、生産工程における追加的な監視に注力できるようになる」と説明。「FAAは今後も、ボーイングの生産工程に対する直接的かつ厳格な監督を維持する」とした。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこの日先に、FAAが定期点検のうちボーイングに任せる部分を増やす見通しだと報じていた。
原題:Boeing to Regain More Safety Check Authority From FAA Regulator(抜粋)
(FAAの発表を受けて更新します)
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