公開討論会で見えたことは?

井上貴博キャスター:
24日の討論会はどのような印象をもちましたか?

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
「“攻撃”より“協力”」と感じました。

前半は、候補者がお互いに質問をし合うという形式で進みました。厳しく追求・攻撃することもできたのですが、それよりは、お互いが自分でアピールしたい政策について質問をして、説明をする場面を作ってあげるというような場面が目立ちました。

当然、政策の理解が深まるのでそれは否定しないんですが、なぜこうなったのかを考えると、やはり少数与党での総裁選ということで、誰が勝っても野党の協力は必要ですが、それ以前に党内の協力が必要なわけです。なので、お互いの候補者がそれぞれのことを考えて、勝った後、皆さんにも協力してもらわなければいけない。

すごく気を使いながらの総裁選の討論会だったなというふうに感じました。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局政治部長
元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当