米ウォルト・ディズニーは、動画ストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」の月額料金を引き上げると発表した。

広告なしのプランは3ドル増の月額19ドル(約2810円)、広告付きプランも2ドル引き上げて月額12ドルとする。新料金は10月21日から適用される。

メディア各社は数年におよぶ動画配信事業への投資を経て、収益力強化のために利用料金を相次ぎ引き上げている。ディズニーは配信事業の通期営業利益を13億ドルと見込み、従来予想の10億ドルから上方修正した。

同社は今年に入り、動画ストリーミングサービスの収益性改善を継続する方針を表明。今回の値上げは数カ月前から計画されていたとし、ここ最近の人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」の放送中断および再開とは無関係だと広報担当者は説明した。

8月の決算発表によると、ディズニー+の契約者数は4-6月期(第3四半期)に180万人増え、合計で1億2800万人となった。

ただし成長ペースは鈍化している。同社はディズニー+と「Hulu(フールー)」を一つのアプリに統合し、ABCニュースなどを含む番組ラインアップの拡充を進めている。

同社はスポーツ専門チャンネルESPNのコンテンツを網羅した月額30ドルの新サービスを導入し、複数のサービスを割引価格で組み合わせるバンドル販売も展開。一部のバンドルプランの料金も引き上げられた。

ディズニー+の料金は昨年も最大25%引き上げられていた。

原題:Disney Is Raising Streaming Prices to as Much as $19 a Month (2)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.